フルハーネスの選び方

フルハーネスの選び方

How to choice

フルハーネスを選ぶ

Choose a full harness

フルハーネス タイプを決める

欧米では古くより、安全帯といえばハーネスタイプのものを指します。
フルハーネスタイプは胴体部全体で支持するため、長時間の作業でも局部的に負荷が集中せず
墜落発生時にも落下衝撃が分散緩和されて、損傷を小さくします。

X型

身体を固定する力が強く、安定感とフィット感が抜群です。
世界で愛されるスタンダードタイプ。

Y型

胴ベルトの結合部が少なく腰回りを広く使えるため、腰道具をつけるのに最適です。
最大の特徴はモモ(腿)ベルトが膝よりも下の方にあるので鳶服に合わせても違和感なく着用できることです。鳶服と合わせて着用したり、腰道具を多く付けたい職人さんにお勧めのタイプです。

H型

サスペンダー機能で着くずれしにくい、安定感のあるタイプです。
背中部分がHの形というわけではなく、着用時の腰のサイドに特徴があります。
Y型の原型でもあるH型は安定感と格好よさで人気です。

胴ベルトタイプを決める

胴ベルトは落下時の衝撃を分散してくれるため、身に着けることでより安全性が高まります。ベルトに道具を掛けることもできるので、作業の際にも便利です。バックルのタイプによって装着方法や重さが違うので、お好みでお選びください。
※フルハーネスによっては胴ベルトの着用ができない場合がございます。

軽量バックルタイプ

バックルをスライドさせ、ベルトを押し入れ締め上げて装着するバックル式です。重みを感じにくく、作業の邪魔にならない軽量タイプ。

ワンタッチバックル

ワンタッチ式で、通常のバックル式よりも着脱が簡単です。急いでいるときなどでも着脱にかかる時間やストレスが少なく快適です。

胴ベルトなし

胴ベルトを着けない分、体にかかる重みが少なくなります。腰道具をつけることができなくなるため、作業内容によっては仕事がしにくい場合も。

サイズを決める

この図は、ハーネス型安全帯のM寸・L寸・LL寸の適用サイズの範囲を示したものです。身長と体重だけから適用範囲を推定しています。防寒着の着用時や個人差によっても合わない場合がありますので、M寸・L寸・LL寸を選定される場合の目安としてお使いください。

ランヤードを選ぶ

Choose a full Lanyards

ランヤードの本数を決める

作業中に高所から墜落した際に、落下時の衝撃を吸収し、安全を守るために大切なランヤード。1丁掛けと2丁掛けでは、装着時に体にかかる重さや、コストなどが変わってきます。お好みに合わせて使用するランヤードの本数をお選びください。

1丁掛け

1丁掛けは2丁掛けよりも軽く、装着により体にかかる重みの負担が少ないのが特長。必要最低限の使用のため、コストもおさえることができます。

1丁掛け+1丁掛け

1丁掛けを2本装着する使用の仕方です。異なる種類のランヤードを自分の使いやすいように組み合わせ、1本ずつ交換することもできます。

2丁掛け

高所作業時に体制を変えたり場所を移動したりすることが多い方は、ツインランヤードがおすすめです。

ランヤードを決める

衝撃荷重を緩和する機能を備えたさまざまなランヤードが揃っています。ストラップの繰り出しや収納が片手で操作できる巻取式や、伸び縮みして邪魔になりにくい伸縮紐など、作業環境に合わせて、使いやすいお好みのタイプをお選びください。

ハネウェル製品

Honeywell

ランヤード(タイプ2)

厚生労働省「墜落制止用器具の規格」適合品で軽量・経済的。様々な現場で使用できるエントリーモデルです。

藤井電工製品

FUJII DENKO

One-handワンハンド

ワンハンド巻取構造によりストラップは作業者の動きに追従して自由に繰り出され、巻き取りの際にはストラップを少し引くだけで、スムーズに収納されます。片手で操作できる業界初の巻取式ランヤードです。

NOVIRONノビロン

使わない時には短く縮んでいますので、移動時の引掛かりなどを抑えることができます。デザイン性に優れ、4種類のカラーから選べます。

G-BRAIDGブレード

キンクの起きないブレードロープに、衝撃荷重を緩和する機能を付加したGブレードランヤードです。

G-CutGカット

すっきりとした形状ながら、ストラップ自体が衝撃荷重を緩和する機能を備えた高性能なランヤードです。

150kg150kg対応型

大型のショックアブソーバを装備していますので150kgまでの作業者(装備重量を含む)でも「安全帯の規格」の衝撃荷重は8kN以下、落下阻止時のショックアブソーバの伸び650mm以下。

タニザワ製品

TANIZAWA

スーパーランヤード

ロープ自体にショックアブソーバと同等以上の高い衝撃吸収性能を備えています。背中のゴロつきが少なく、フルハーネスに最適なランヤードです。

帯ロープ式ランヤード

ショックアブソーバを別途搭載し、ロープ自体は細いのが特長。フルハーネス本体との組み合わせによっては付けられない場合があります。

巻き取り式ランヤード

便利な巻取式ロープで、ショックアブソーバ付きです。フルハーネス本体との組み合わせによっては取り付けられない場合があるためご注意ください。

伸縮スーパーランヤード

スーパーランヤードに伸縮機能をプラスしました。使用していない時は縮んでいるので、邪魔にならず、引っかかりもありません。

ショックアブソーバー付伸縮ランヤード

伸縮ランヤードにショックアブソーバをプラスしました。使用していない時は縮んでいるので、 邪魔にならず引っかかりもありません。

オプション部品を決める

長時間の作業をより快適に行うために役立つオプション製品。ベルトのアタリを和らげる各種パッドや、効率的な作業に役立つフックハンガーやランヤードホルダーなど、必要に応じてお選びください。フルハーネスのタイプによっては標準装備されている場合があるのでご注意ください。

藤井電工製品

FUJII DENKO

背当てパッド

フルハーネスのベルトのアタリが気になる方に。接触部を広くすることで不快な感触を和らげます。

背当てパッド(保冷剤用ポケット付)

裏側にメッシュ素材のポケットを付け、保冷剤が入れられます。暑い時期におすすめです。

着脱式連結ベルト

ベルブロックやウルトラロックなどの接続が胸前で行えるので便利です。

フックハンガー

安全帯装着時に大口径フックなどを掛けておくハンガーです。左右どちらでも取付可能です。

胴ベルト取付用
フックハンガー

ランヤードを使用しないときにフックが掛けられ便利です。胴ベルトに取り付けて使用します。

腿パッド

腿のベルトのアタリが気になる方に。軽量で邪魔になりにくく、マジックテープで固定できます。

肩パッド

ソフトで軽量なクッション材を採用。反射材付なので、夜間の作業時でも視認性を高めます。

Y型ハーネス用胴ベルト取付アタプター

Y型ハーネスに、現在お手持ちの胴ベルト型安全帯を簡単に取り付けできます。

ランヤードホルダー

ランヤードを使用しない時は、邪魔にならないようにロープを束ねてフックが掛けられます。

胴ベルト取付用
ランヤードホルダー

胴ベルトに取り付けて使用できるランヤードホルダーです。ロープを束ねてフックに掛けられます。

タニザワ製品

TANIZAWA

肩パッド

フルハーネス着用時の肩への負担軽減とベルトの擦り切れ防止に。面ファスナーで簡単装着。

サポートベルト

高いクッション性で腰への負担を軽減します。面ファスナーで簡単に取り付けられます。

フルハーネス用反射帯

フルハーネスベルトに巻き付け、面ファスナーでとめるだけで反射チョッキの代わりになります。

大口径フック用蛍光プリズム反射ステッカー

フックに貼り付けると、安全帯使用確認の視認性向上に役立ちます。蛍光プリズム反射材を使用。